第4章

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そんな俺の声に飛び上がる蒼汰。 「ハルちゃん……ごめん……」 脱兎のごとく、蒼汰はユニフォームに着替えをした。 ちらちらと俺の様子を伺ってんのがバレバレ。 「すみません、アキ先輩…………ハルちゃんに嫌われたかな、俺………」 地味に落ち込んでいる。 「いきなり、パンツ一丁なんて………ああっ!!」 いきなり、しゃがみこみ頭を抱え始めた。 ………蒼汰……ハルを見てみろよ。 3年のマネージャーの愛ちゃんと楽しそうに話してるよ。 そんなの気にしてると思うか!? ……3人の兄がいるハルにとっちゃ、そんなのいつもの光景だし…… ほんとにそんな姿を初めてみて驚いたのなら、何かしらのリアクションがあるだろ!? ハル、“きゃー”なんて声出したか?? まぁ、そんなこと蒼汰には教えてやらないけど(笑)
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