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マツと助さん、角さん
大企業で見積もりをとって商品購入をしていたマツ
小さい企業で働いていた時は「購入したい」と問い合わせても
「うちではそんな商品は扱ってません」と
片づけられたマツだったが
初めての業者に大企業名を名乗るだけで
まるで水戸黄門が印籠を出したように
門戸が開いていくのがマツにでさえわかった・・・
これはマツの手柄でも何でもない
社名という印籠が人々を動かす・・・
社名という印籠が輝きを放ち門戸が開いたとき
「ございます。。」その商品があるわけないその店でも・・・
そんな答えが返ってきた
そんな時マツはモヤモヤとした変な気持ちになった
そしてマツは、助さん、角さんにモヤモヤを消してもらった
「助さん、角さん行きますかね・・・」とマツが
小さな観葉植物のカポックとグリーンネックレスに囁いた
するとグリーンネックレスの角さんはそのままの姿だが
カポックの助さんは小さく頷くかのように葉っぱを揺らした
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