第1章私のまわり

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お爺ちゃんお婆ちゃん 亀ヶ泉寺の住職、河野 聖良(かわの さとよし)昭和生まれのお爺ちゃん、私は、年に2回しか逢えないけど、逢えばいつも、お母さんに内緒で、お小遣いをくれたり、美味しいお菓子を買ってくれたりした。見た目は、ホッそりして、色白、ツルツルに剃り上げた頭が光ってる、背丈が高く、穏やかな外見に似合わず意外と頑固な一面もある お婆ちゃん 河野 弘子大和撫子を地でいく古風なお婆ちゃんだった、年に2回逢うと、必ずご飯を作ってくれたり、一緒に料理や買い物、色々と構ってくれた。胃がんで亡くなり、お爺さんは、誰もいない時に、こっそり泣いているのを私はみた。 お婆ちゃんの実家は、大きな造り酒屋、そこの長女だったらしい、お爺ちゃんとはお見合いして、翌日に結納になったと聞いた。 お母さんは、そんなお爺ちゃんとお婆ちゃんの間の一人娘 甘やかされて、ワガママに育った。
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