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仕事…。
ダイヨウ株式会社にて。
「皆さん。突然会議等開いてしまい申し訳ありません。しかし、経営の方がはっきりいって危機的状況です。まず営業部、あれから一件も契約先が増えていないようですね。今月中に必ず一件契約してきて下さい。次に経理部、発注を兼業させてるのは申し訳ないが、必要以上に購入してはいけない。必要な量だけにしてください。企画部は、悪いが当分は広告を作ってくれ。消費者用と企業への売り込み用。営業部はその広告を常に持っておくように。それと工場長、月に一回のメンテナンスの時に掃除も頼みたい。その分もちろん多く払う。広告は衛生管理を怠っていないことを具体的に書いて。こちらからは以上だ。渡した資料により細かいことが書いてあるから、わからないことがあったらそれを見て。見てもわらなかったら僕に直接聞いて。」
岩田「企画部からです。何かオリジナルの飲料はどうでしょう?」
「今はそれを生産する金がない。しかし健康的かつ美味しい、なるべく高齢者と女性向けのものを考えといてくれ。」
工場長「機械の生産はこのまま続けてもよろしいのですか?」
「はい。そちらへは必ず契約した分、払うと決めているので、減らしたりはしません。」
工場長「はい。かしこまりました。」
「他にはないか?…では解散。」
和田「いつも会議の時間めっちゃ短ーよな。社長が喋るだけで終わるし、無駄が一切ないな。」
岩田「完璧すぎますね。てゆーか和田さん。営業部今月中に一件とらないとヤバいんじゃないですか?」
和田「そうだな。でもどこ行けばとってもらえるのか見当つかねーや。」
岩田「行った方がいいところリストが資料に載ってますよ。」
和田「すげーな。んじゃキャバクラから行こ。」
岩田「さっき国吉さんが行くって言ってましたよ。」
和田「なっ…なんだと!?あの野郎!そういうのは年上に譲るもんだろ。ってかなんでキャバクラなんかに置くんだよ。」
「キャバクラでは安い酒でも高い金をとります。だったら入る前に安価な水を飲んで喉を潤してから行けば、無駄遣いを避けられ、消費者も僕らも得することができます。その他酔いで吐きそうになったとき、水を飲めば楽になります。」
和田「そっ………そうっすか。。。」
(キャバクラをこんなに熱く語るタイプだっか?この人!?)
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