あらすじ

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3月。卒業式。 草薙は騒動のせいかどうか。また都市部の高校に呼び戻されることになった。 「劇の後、色々あって…言い忘れていましたが、君達は私が生涯で見た、二番目に素晴らしい織姫と彦星でした」 「に、二番目?」 「そこは一番じゃないんですか?女装までしたのに!」 「一番はやっぱり、舞鶴夕子ですよ」 廃校は、在校生の卒業まで先延ばしにされた。それでも町の高校に編入する生徒もいて、来年度の生徒の数は半分だ。 「編入に就職に進学。みんな村を出て行くね」 卒業式の後、柊矢を見送りながら呟く七於。 「七於、離れても私たち、親友だからね」 「来年も文化祭、絶対やろうね。」 「劇がいいなあ」 「劇団作ろうよ。卒業しても、夏休み限定の!」 二年後、校舎は改築し、劇場つきの記念館と宿泊施設になる予定だ。
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