第2章

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 「直子さん、大丈夫ですか?」  玲奈ちゃんに尋ねられ、小刻みに震えている自分に気づく。  「うん、大丈夫。軟派なんて久しぶりだったから、つい・・・」  「酔っ払いは軽くいなすのが正解ですよ。」そういうものの、玲奈ちゃんは私をJRの改札まで送って言ってくれた。自分は小田急線なのに。  「玲奈ちゃん、心配かけてごめんね。もう落ち着いた。それじゃ、連休明けに!」  「直子さん、今日はありがとうございました。楽しかったです。」 玲奈ちゃんと別れ、私は中央線のホームに向かって歩き出した。    
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