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少女と友和は行儀よく手を合わせて声をそろえる。
友和は相変わらずガツガツと口の中へかき込み、少女は上品に豆腐を半分に割って口へ運ぶ。
「ふんめぇっ!! マジ、うんめーっ!!」
見ているこちらの方が気持ちよくなるくらい満面の笑みを浮かべる友和の隣で、上品に豆腐を咀嚼していた少女の頬が緩んだ。
少女の顔には、いつの間にか血の気が戻ってきている。
その相貌が淡く笑みを宿した。
菜の花のおひたしと揚げだし豆腐もどき、それに白米と赤だしを、少女は順序よく口に運んでいく。
「ごっそーさん！ いやぁ、今日も美味かったっ!!」
少女がゆっくりと食事を味わっている間にどんぶり飯をもう一杯完食した友和は、食後のお茶まで堪能すると満足そうに腹をさすった。
なぜこんなに食べるのに針金細工のような体形をしているのか、謎は深まるばかりだ。
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