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“生きたい”とか“死にたい”とか言って、つまり死にたがっていたキミには、生きていなければならないほど、大切に育てているものがない。
真夏に買ったサボテンは、水をやらなくても枯れないし、夜の公園で、やっとの思いで餌付けた野良猫は、カラダ目当ての男みたいにしか近づいてこないし。次の休日を目指して、過ごしていくだけの毎日が空しいの。とか。
そんな話で嘆いてるキミは、バカだね。
ボクが誰よりも大切に、キミとの腐れ縁を腐らぬように、育もうとしていることに気づいてないだなんて。バカだね、キミは。キミはキミを、大切に育てていてくれればいいのに。バカだね、キミは、だけど、頼むよ、生きていて。バカでもいいから、生きていて。
『バカだね、キミは』
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