日常

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「もうちょっと。  あ、ねえ、店長は今日はまだ?」 「ええーっと。  昼前には来られますよ、確か」  そっかー、と言いながら、またメニューを見る。  店長に話を聞くのは無理そうだ。  が、とりあえず、食べて帰る。  本当は一人でお店で食べるとか、あまり得意でないのだが、此処は知り合いの店員が多いので、一人で食べている感じがしないから平気だ。  そのとき、後ろの席で、誰かがいきなり、立ち上がり、出て行った。 「ちょっと待てっ」  なんの犯人を追いかけてるんだ、という勢いで叫んだ男が居た。
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