日常

67/113
451人が本棚に入れています
本棚に追加
/136ページ
「そんなことより、美味しいですか? それ」 と兼平は、珈琲を飲みながら、スクランブルエッグを指差す。 「あ、美味しいです。  自分とこのメニューだけど、モーニングは食べたことなかったから、新鮮だし」  人が食べてるものは美味しそうに見えるもので、つい、兼平が頼んでいたものを頼んでしまった。  兼平は自分が勧めたような形になってしまったので、美味しいかどうか、気になったようだった。  相変わらず、生真面目な人だ。
/136ページ

最初のコメントを投稿しよう!