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「ただいま帰りましたー」
呑気な調子で馨たちが戻ると、八代がデスクから立ち上がる。
「馨」
はい? と馨が彼を見ると、
「今日、夜、ちょっと付き合え」
と言う。
何故か、こそこそと草刈り鎌を置きに倉庫に行こうとした流行にも八代は、
「お前もだ」
と言う。
「ええーっ。
なんでー!?」
と叫んだ流行を、なんで、なんでだ、と八代が睨む。
「馨が気になっているようだから、決着を着けてみようかと思ってな」
「決着?」
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