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「じゃあゆうすけおにーちゃん、おっ願いねぇ~。ガチャン。」
「あ″っ!!オイみもりっ!!!」
『ツーツー。』
「う″っ切られた。。」
俺は遠縁の親戚で歳の離れたみもりと、電話をしていた。
っていうか一方的に喋られ切られた…。
「小5に舐められる俺ってナニ…?誰がガキの依頼なんて受けるかよ…ヒマだし、りゅうちゃんトコにでも行こっかな~♪〃」
すると今度はLINEの音が『ピロローン♪』と鳴る。
「もー誰?ナニ?」
シュッとスマホをロック解除し、開けると、またみもりからだった。
『P.S かんなちゃんの依頼断らない方がいいよー。かんなちゃん家お金持ちだからー↑ゆうすけ君お金好きでしょ??
そんなゆうすけおにーちゃんが大好きだよー♪ではアデュー☆』
「う″っなんかいろいろバレてるし、小5に見抜かれる俺って…。」
『ハッ!!俺とした事が同じような文面で語ってしまってるんですけどーっ!?』
すると『ピロローン』とまたLINEが来る、
「今度はナニっ!?」
『P.S2 かんなちゃん15:30には来ると思うからー☆あなたのみもりより』
「…っ!!こんのっマセガキがぁーっ!!って15:30ってこのLINE15:29じゃねぇの!!あ″ーりゅうちゃんのワッフル食い損ねたーっ↓。」
俺はちょびっと落胆しながら思った、
『イヤ待てよ、現代の小学生なんてルーズだろ?ルーズに決まってるー♪〃ゆとりバンザーイ!!』
何の法則か分からないが、勝手に決めつけ、俺はスキップをした、周りには音符も散りばめながら…♪〃
『ピーンポーン』
俺は急激に落胆した、そりゃあもう急速に…。
ポチッとな、とボタンを押す。
「ふぁ↓い。」
俺は子供の依頼人にも、余裕ない表情で返事をする。
『はぁ~ゆとりは俺らで、この子らはもうゆとりじゃねぇ~んだっけか?しっかし時間ピッタしって!!』
まだグルグルアホな事を考えていた。
「あっあの、みもりちゃんに紹介して頂いた、岡崎かんなです。」
パッとモニターを見ると、黒髪のメガネっ子少女がそこには居た…居ましたとも。
「コホン。どうぞ…。」
『キターーーーッ!!!あれは間違いなく文学少女なんじゃねっ?歴史好きかな?
歴少女(歴女の少女盤、勝手に俺様が作った)だったらなおサイコー!!!
依頼なんてクソ喰らえだ~。』
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