message2 小さな宇宙を探求し、輝きは冒険化へと導く

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俺はまた、天にも昇るような気持ちでスキップして、ドアへ向かってカギを開けた。 また『ピーンポーン』と鳴り、俺は背中に花を背負い(しょい)、 「はーい、開いてますよー。」 カチャッとドアが開いた。 「いきなりですいません、お邪魔します。ペコ。」 かんなはお辞儀を可愛くする。 「ハーイどーぞどーぞ。」 『フリフリワンピなのに、眼鏡…文学少女コレキタでしょー。』 「じゃあかんなちゃん、依頼の前に君の事キコーかぁ?」 俺は小学生少女にキメ顔を咬ました。 「あっハイッ。よろしくお願いします。」 『ウンウンいーねぇー礼儀正しくて。』 基本、女の依頼は嫌いな俺だが、小さくてカワイーものは大好きな俺だった。 「キミの好きな歴史人物は誰かな?」 俺はジャスミンティーを差し出しながら、質問した。 『ウキウキ、ワクワク。』 俺の心は踊り、目はとてつもなく輝いていた…。 「あっ…紫式部です。」 『キタ━━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━!!これは超・超・超・文学少女でしょ!!! イエーース、イエーース、イエーース!!!』 俺はテンションMAXで心の声を叫びながら、ガッツポーズをしていた。 「あの…ゆうすけさん?次は私のお話してもよろしいでしょうか?」 「いいよー。言いたまえ~。」 『えーっもっと歴史の話したいのになぁ~ブーブー。』 あからさまにヘコんだ声を出していた…。 「転校した私の親友がなんだかおかしいんですっ!!」 「ん~?どんな風にぃ?」 「私とその親友はメールやLINEをするよりも、手紙が好きで、文通をしていたんです。引っ越ししてしまってからの1.2ヶ月も、 たわいない話ばかりだったけど、とても楽しかったし…なのに先日いきなり電話がかかってきて… 『もう手紙なんて送ってこないでっ!!』 言われてガチャンと切られたの…。だからしつこく電話もメールも、いろいろしてみたんだけど、知らないオジさんが出て、 取り合ってもらえないし、スマホの番号も変わってて……。」 「そうか…それでどうしたいの?」 「ゆうすけさんに…文章の天才に、きみかの本音を探ってほしいデス。お願いします。ペコ。」 「ハーイ。よく言えました。エラかったなぁー。」 俺はかんなを中腰でギュッと抱きしめた。 「うっうぁ~ん、うわぁ~ん。」
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