message2 小さな宇宙を探求し、輝きは冒険化へと導く

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「こっこれは…、私はクウォーターなのっ!!ってそんな事、あんたに説明する義理ないんだからねっ。」 「しっかもなんか変なツンデレきたぁ!!」 「オイオイ、しゃべり方だけだろ?ゆうすけ…。」 「なんでぇ~変装なんかぁ…。」 「その格好すれば、あなたを奴隷みたいに扱えるって… ‘ あの子と一緒 ’ の格好までしたのに…みもりちゃんの言う事聞くんじゃなかったぁ…。」 「クスクス。どれいって…。」 りゅうちゃんは口に拳を当てて、ケラケラ笑っていた。 「またあのませガキかぁー!!」 「やっぱり来るんじゃなかったぁ↓…。」 「まあまあそう言わず、バナナワッフル食えよ。ここのは生地もそのフルーツが練り込まれてるんだゼって… … 騙されて泣きたいのはこっちだっつーのっ!」 「フンッ。」 かんなは差し出したワッフルを受け取り、プイっとそっぽを向いた。 「別にあんたに言われたから、食べるんじゃないからねっ。」 「これは、ツンデレだろ。フッフフ。」 「ハイハイわかったわかった、ここに来たのはコレ(ワッフル)が目的じゃないだろゆうすけ?」 「モゴモゴモゴ。ゴクンッ。ペロッ。うんやワッフルも食いに来たよ。それとじゃあ、これ頼むわ…。」 俺は小さなメモ用紙を、人差し指と中指でピッとりゅうちゃんに放り投げた。 「…。」 りゅうちゃんは紙を受け取り、かんなはモグモグこっちをキッと睨んでいた。 「心配すんな……ブロンドツンデレちゃん…。俺はウソは言わねぇよ、ちゃんと依頼はやりますからねぇ~…なっ?」 スリスリと手を合わせ、ウィンクしながら、かんなに言った。 「佐賀県…!?」 りゅうちゃんはボソッと言った。 「ええっ!?」 かんなはりゅうの言葉に反応し、バッと俺の方を見た。 「…言ってないのに、きみかが引っ越しした先なんでわかったの?」 「…。筑紫の肥前といふ所により、文(ふみ)をおこせたるを…いと遙かなる所にて見けり。 その返りごとに、あひ見むと思ふ心は松浦(まつら)なる 鏡の神や 空に見るらむ返し、又の年待て来たり。 行きめぐり逢ふ松浦の鏡に誰(たれ)をかけつつ祈るとか知る。(紫式部集より)」 「…紫式部と親友とのやりとりの歌…。」 「おお~、紫式部が好きっていうのは本当だったかあ~。まぁそれもウソだったらおにーちゃんマジ泣きしちゃう…。」
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