message2 小さな宇宙を探求し、輝きは冒険化へと導く

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そしてそのままかんなを連れて、佐賀県へ前乗りしようと、まずは新幹線で博多へ向った…。 「今日はここに泊まるぞぉい。」 「えっ佐賀県に行くんでしょ?」 「いやぁそうだけど、おいしーもんは博多でしょー。」 「えっ?おいしいものって…きみかは…?」 「通りもんとか、とんこつラーメンとかぁ~それから水炊きでしょ~もつ鍋でしょ~、魚はもちろん鯖!!」 俺はヨダレを垂らしながら、浮かれた。 「もー!!きみかの事、優先してよ~!!」 「プッ きみかきみかって…いいねぇ、青春してて、ツンデレちゃん。」 「私は、きみかに会いたいんじゃなくて、きみかの本音を聞きたいだけなんだからぁ!!」 「…ギャアギャア 大変だねー。ちっと落ち着いて、旅を楽しめよ~。癒されないと…頭使えねぇばい。(ワラ) もっと力を抜いたら~?って俺がワリぃのか…。」 『なんでこんな人に頼んじゃったんだろー…。みもりちゃぁーん、この人大丈夫なの~?でもなんか…。』 私はパッと、ゆうすけを見た。 「ほらほら なんか食いに行こーゼ。ニカッ。」 「フフフ。」 私も子供なのに、ゆうすけの…このくったくのない笑顔に当てられちゃったんだろな…ちょっとはこの旅を楽しんで、ほんの数時間だけ、 この博多の夜を遊んで過ごそうかな…この男を信じてみよう…。 ほんの少しだけ… って!!! 「いつまで遊んでるのー!!」 私が一緒になってとことん遊んで、食べ歩きしたら、天神の夜道に引き込まれそうになった。 「こーんなウメェ~ とんこつラーメンなのにカリカリすんなよ、ズルズルズル。ツンツンちゃんプッ。」 俺は顔を膨らませて、片手を口に当てた。 「キモイってのっ!」 「はぁ~お兄ちゃん キズつくなぁ…。まぁツンデレちゃんかなりご立腹してるし、そろそろ宿に行きますか… フー。」 俺は眉をへの字にさせながら言った。 某老舗旅館 ─── 。 「ちょっとちょっと、こんないい旅館、いくら私の家がお金持ちだからって、こんな所に泊まるのっ!?」 「ホー意外と一般市民の価値観持ってんだな。だぁーいじょうぶ、ココ タダだから、ニコッ。」 「老舗旅館がタダぁ!?あんた一体何者なの?」 「何者って…。。クス。ただのコネだよ。」 すると従業員達が出てきて一斉に、 『お帰りなさいませ、ゆうすけ ‘ お坊っちゃま ’ 。』 と挨拶してきた。
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