message2 小さな宇宙を探求し、輝きは冒険化へと導く

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私は我慢できなくなって、 「…なしなさい…。」 私を掴まえていた黒服は、 「なんと?」 と言って私に耳を近づけてきた。 私は涙目になって、 「離しなさいって言ってるの!!」 両手の拳を握り締めて、叫んだ。 すると黒服達は、小さな女の子の声に、一瞬ビクつき、手を離し、きみかも便せんから足を避けた。 私はゆっくり地面に落ちた便せんを拾い、 「あんた意味わかんない、友達でもないって、もうそれでもいいわっ!でもっ でもっ … 。」 目を涙でいっぱいに曇らせ、 「これ読めって言ってんのよ!!」 そう叫び、手をきみかへ差し出した。 すると、そこにきみかのお父さんが来た。 「こっこれは一体何事なんだっ!?」 「…お父さん…。」 「…うっおじさん。グスグス。」 するとおじさんは、私達の所に駆け寄り、同じ目線になり、大きな腕で囲んだ。 「ごめんね、かんなちゃん、きみかも…いっぱい辛い想いさせて、すまなかった…。もう大丈夫だから、この人達はいなくなるからな。」 私の吹き出しは『?』でいっぱいだったが、きみかはそれを聞いた瞬間、私から手紙を奪い取り、ビリリと雑に開け黙って読み始めた。 親友への手紙… きみかへ 単刀直入に言うわ、何か理由がないとそんな暴言を吐かない…。 本音を教えなさい!!! とても心配してるのよ…。 それにあなたといた時間は楽しかった。 私とあなたはとても似てる、言葉では意地張っちゃう、気持ちをなかなか素直に言えない… だからあなたと友達になれた事はすごくウレしかった。 それなのに…何があったかわからないけど、私はいつまでもあなたと、 きみかとずっと友達でいたいの!! 周りの大人は、小さいコロに離れた友人とは、繋がりなくなるって言うけど、 私ときみかは違うってショーメイしてみせる!! お願い、真実を教えて、それでも文通出来ないなら、違う方法を考えるから。 私は文通は諦めても、友達を辞める事は諦めないんだからねっ! かんなより 読んでる途中でも、読み終わった直後でもきみかは、大泣きしながら、顔は笑っていた…。 「うっうっムニャ… ごめんねっ うっ うっ かんなぁぁぁ~。」 そう言って私に抱きついてきた。 「えっ えっ !? ナニ ?どういう事っ!?」 そこにやっとゆうすけが、乱入して来た。
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