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何本か電車を乗り継ぎ到着したのは3時間後。
あの頃なかった目新し建物と懐かしさの交じる街に降り立った。
駅からのメインストリート(商店街)をぬけると、そこは目新しい建物もない全く変わっていない街が広がっており、懐かしい気持ちが胸に広がった。
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「ただいまっ」
あたしの声に奥から出てきた母親が驚いていた。
「どうしたの突然?」
「最近帰ってないなぁって思ってさ」
靴を脱ぎながら母親と話しリビングへ向かう。
「もう、急なんだから。布団干してないよ。夕飯は?誰かと食べるの?」
無計画できたから友達には連絡してないしなんの予定もない。母の手料理も捨てがたいが、今はあれこれ聞かれたくない。
「夜は出掛けるからいい。鍵だけ開けといて」
そうい言って早々に家を出た。
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