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したらな。
セミロングストレートのメガネっ子が…
バンって机を叩いて立ち上がる。
所謂、真面目っ子っう感じの女子。
ひとことで言えば、委員長ってな。
そんな感じの子だから、矢張り真面目で正義感が強い様で…
「いい加減にして下さいっ!
此処は学校で、自己紹介中とは言え授業中です!
邪魔するなら出てって下さい!」
堂々と怒鳴り付けたよ。
やるぅ~
マコトさん達は、ぶぅーぶぅーとブーイング。
「おやおや。
これは勇ましいお嬢さんだねぇ。
悪かったわさ。
委員長さん」
婆~ちゃん…
それ…
謝ってるんじゃ無くて挑発…
「分かれば良いんです、分かれば」
そう告げて席に。
えっ?
良いんだ?
「さぁ。
若竹様も御参観なされてるんだ。
ちゃっちゃと自己紹介しな。
っと、待て」
んっ?
遊華総長…
どったの?
「その前にだ」
んんっ?
「後ろで旗を振ってる小学生!
小学校も今日が始業式だろがっ!
キチンと小学校へ通いやがれっ!」
遊華総長が一喝!
あーあっ。
言っちゃったよ、この人。
また、面倒な事に…
「ウチな何処が小学生なんねっ!
失敬なっ!
ウチャぁ大学2年じゃわいねっ!」
ジュンさんが告げると…
俺と堅悟以外の皆が口を揃えて…
「「無い無い」」
ってな。
今日初めて会ったのに、ヤケに仲が良いな、このクラス。
「なんねっ、この子ら。
失敬じゃねぇっ!
ええわいね。
証拠を見せちゃるんじゃけぇねっ!」
そう告げて、ポシェットをゴソゴソ。
いやな。
そのプチゴスロリに子供が持つ様なポシェット。
それが更に幼く見せてるって、何故に気付かん。
殆どストォ~ンな体型と相俟って、非常に幼くな。
ジュンさんは美少女と言って良いビジュアル。
街中でロリコンにストーカーされた事もあるとか…
だが…
合気道と剣道の有段者。
しかも剣道は古流派の道場の師範代クラスだったりする。
舐めてたら、エラい目にあいます。
そんなジュンさんが取り出したのは…
なんと…
あの。
天下の。
運転免許証!
ジュンさんの背でも取れるんだぁ~、運転免許証。
しかし…
運転でアクセル、ブレーキに足が届くのか?
いや…
それよりも、ハンドル握って前が見えるのかが心配だ。
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