立ち位置2

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少し揉めたりした場所もあったが… 委員長と俺、堅悟が仲裁して解決。 席が決まる。 委員長が教卓へ。 「さて…  今日はこれで終わりとなる訳だが…」 なんだか… 凄いプレッシャーが… 委員長? 怒ってる? 握りしめたチョークが… おもむろに放たれる。 爆眠中の駄教師たる遊華総長へと… 額にパァァァンと直撃! 砕け散る、チョーク! 「アダァッ!」 椅子からずり落ちる、遊華総長。 「働けっ!  この怠惰穀潰しっ!」 委員長、一喝! 「グッ、このぉっ!」 おっ! 流石に遊華総長、怒ったかっ? 「教師相手にふざけんなっ!」 ひっ叩きに行き。 「甘い。  チェストォッ!」 上段から面取り一本! 遊華総長の腕を擦り流して、額に平手が! 「柳南流剣士を舐めるでないぞ。  さぁ、たったと仕事をせいっ!」 ひゃぁっ! 堅悟以外に武闘派がかよっ! このクラス、戦闘力が高くね? 遊華総長も唖然。 まぁ… 爆眠して生徒に作業を押し付けてた形だ。 知られたら減給ものだろう。 なので、悔しそうにしながら教卓へ。 委員長は席に戻ったよ。 「あ~  なんだぁ。  今日はコレで終わりだ。  明日は今日渡した時間割通りとなる。  忘れ物などしない様に、遅刻せずに登校する様に。  では、解散!」 えっ! 挨拶とか無しなのかよっ! っか… とっとと帰っちまいやがった。 もぅ良いか。 「帰るべ」 そう堅悟へ。 「うん!  カー君、帰ろっ!」 へっ? アーちゃん? 君へ言ったのでは無いのですが… っか… 何で、いきなり腕を掴んでるんですか? 俺、唖然。 「いや…  上森さん?  俺ん家は此処から直ぐなんだが?」 困ったもんだ。 「じゃぁ、お邪魔するね?」 いや。 何でそうなる? 「アッキーが行くなら、私も当然行くわよ!」 何が当然なんだろね? なんだか… 堅悟は堅悟で委員長に捕まっているな。 [東倭流]について問い質されている様だ。 なんて武術談議? こらこら。 俺が蟻地獄から抜けだせんじゃ無いかっ! っか… 「続きはカズん所でしようぜ!」 「望む所!  若竹氏。  邪魔するぞ」 いや。 邪魔するなら来ないでっ! っか… 「俺ん家来るのって、決定?」 何故か皆さん頷く。 何故じゃぁぁぁっ!
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