立ち位置2

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ババァ、あまりの事に、立ち眩み。 ってな。 ふらふらしながらのご帰宅です。 自業自得だな。 「徳田さん。  あの人はいったい何なんですか?」 委員長が納得いかない様に。 「最近、強引な手法で台頭してきた成金の奥さんですね。  自分が偉くなったと勘違いしている様でして…  補導員も指導して遣る的な感じで、強引にねじ込んできたらしいのです。  些か問題となっておりましてねぇ。  旦那の方は商売人ですので、ある程度のモラルは守ってる様でしたが…  商売は信頼を失っては立ちゆかないでしょうなぁ。  まぁ…  私の預かり知らぬ事ですが…」 その様な事をね。 っか… 「委員長。  この方は?」 どゆ関係…かなかな? 「ああ。  徳田さんは、お爺様関係の方なの。  昔から自宅へ良く出入りされてたから、顔見知りなのよ」 その様にな。 な~るへそ。 納得。 しかし… 「ジュンさん、災難でしたね」 思わずな。 「全くじゃわいねっ!  駄菓子屋の婆ちゃんと話してたら…  「おおっ!   合法ロリ姉やん。   ワイ、合法ロリと付き合うのが夢やってん。   ワイと交際してくれへんか?」  なんて言うガキがね。 あれ…  カズん所の子じゃったけど…  なんなん、あれ。  気持ち悪い。  だから駄菓子屋出て帰ってたら、今度はあのババァよ。  本当、最悪じゃわいね。  ああ。  徳田さんでしたっけ」 いきなり徳田さんに… 何事? 「駄菓子屋付近にね。  「幼子は黙って見守るモノにゃる。   だがしかしっ!   合法ロリは抱き締めて良いにゃるか?   悩むにゃる」  ってた変態が居たんよ。  危ないから捕まえといて欲しいんじゃけど」 最初の関西弁クラスメートは凍夜だな。 アイツ…ロリコンだったのか… そう言えば…妹の静香の芸名モエでモエたんってたか… 要注意人物だな。 しかし凍夜を上回る変態が居るのかぁ~ 世の中は広いな。 いや。 こんなんで、世界の広さを感じたく無いのだがな。 「ふぅ。  兎に角、ジュンさんが無事で良かったですよ。  しかし遅くなっちまったな。  昼飯、何処に入ろうか?」 取り敢えず、皆に。 「なら冷麺にしんさいや。  六百円と手頃で量は多いけぇ。  野菜や肉の具材もたんまりなんよ。  ウチの一押しじゃけぇね」 ジュンさんが無い胸を張り自信満々に。 なら行ってみるかな。
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