何時も心配で悩んでいる事、我が一族には笑いが無いと言う事

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井戸端会議の相手は必要無い代わりに家族とも会話が無くとも一日送れる。  僅か三度の食事時に夫と「おざなり」の世間話をするだけ、後はパソコンの授業で23歳の孫と会話して「何を考えているか判らぬ」彼の本音を探るだけ・・。  私の夫 今年90歳の保さんは一族の中で唯一の「実際的本音」で生きている人間、故障した家電製品の修理と土を耕して何かしら野菜を作る事の実施を何時も明快な顔で励んで居るボケナイ老人、只難聴なので、しっかり向き合って私が「事の筋道」を伝えなければ「何も知らん」振り、悩まない。  広島に住む ある私立大学でIТ関係の教授をしている長女、此の人は一族で唯一の「倫理的知能者」明快な生きる目的を持ち、人類の進歩に励んで居る。  7名の一族の内2名は全く私の悩みの範疇にはなく、きっと全員がこうだったら、きっと我が家は朗らかな冗談や笑いがあふれている事だろう。  残りの5名が各々「大丈夫かぁ」の要素を抱え、私の悩みの元になって居る。  今二世帯同居している次女A子、これが母Мの悩みのトップバッタ-である。  少女の頃から出来の良い姉МH の方ばかりに母親の関心が向いて居ると言う理由で、母親である私に反抗心を抱いて居た。  それは全く彼女の錯覚である訳で、どんどん自分の考えで進んで行く長女より何かと方向の定まらないA子の事こそ日夜頭を離れない心配だったのである。  それが不器用な母親は何かとA子と考えのすれ違いの儘数十年が経った。  私にある不満を抱いた儘にA子も二人の男子の母となった。  今彼女も真の心を表さない反抗期の息子で悩んで居る。  今彼女は「パパ、パパ」と夜も日も無く頼って居た夫に対する反抗で些か「鬱気味」の時期を過ごして居る、「更年期障害」の影響とも思えるが・・・・。
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