第1章 condition

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「今日からよろしくね。」 とんとん拍子に、バイトが決まった。 “昼はカフェ、夜はスポーツを大画面で見られるスポーツバーに!” なんて、お店の紹介が書かれていた。さっそく、インターネットでHPを見たら、お店のデザインにも惹かれた。 駅前で、アクセスもgood。 気付いたらお店に電話して面接のアポを取り、履歴書を書いていた。 気付いたら、採用をもらった。 「実は、たくさん応募があたんだけど…」 “君が1番元気で可愛かったから採用したよ” なんて、先程、マスターに言われて、気分も上昇。 「初めまして、紺野葉月です。今日からよろしくお願いします。」 笑顔が素敵で美人なフロアリーダーさんに挨拶をして、 「紺野さんの教育係を紹介するね。」 と、言われるまで、ルンルンだったんだけど。 「上村理玖くんです。」 紹介された目の前の人物に、動揺して、 諦める、って決めたのに、私の心臓はドキドキ、嬉しい、と鼓動していた。
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