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こっちだよ。
そう言ってやませしゅうとは涼の手を引っ張って涼を家まで送った。
紳士的だったかなんて知らない。
小さかった頃の涼を私は知らないし、小さかった修斗も知らない。
涼はシュウトがよく聞き取れなかったらしく、次な会って名前を呼ぶまで"ユウト"だと思っていたらしい。
「あ、涼遅かったね」
家に着いた涼は母に珍しく自分から話しかけたから、驚かれたそうだ。
「ねぇ、ユウトくん、あたしと同じ本だったよ」
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