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そのまま肩口にあたる部分に顔を埋め、真面目に詰め込んでいるワイシャツをそっとーー勘づかれない程の手捌きで腰の左、真ん中、右の順番に抜いていこうとする。 こうなれば、最後まで持っていける自信がーー。 「馬鹿ッ、ここは学校だろうっ! 何考えているんだヤリチンがっっ!」 彼の力は思ったよりも強いので端から端まで吹っ飛ぶのはそう難しい事ではないが、僕の中では責め立てる要素にはならない。 むしろ、そういう反応は大歓迎で、変態扱いされない為に軸の最奥に南京錠を掛けて監禁している。 尻目の視界に入る紅く染まっている頬で乱されたワイシャツをスラックスの中に入れている姿は、普段の彼しか知らない者にとって目玉が飛び出る程の威力があると推測される。
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