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まず始めに、小泉亮平の家は貧乏である。
ボロアパートに住み、親は揃ってギャンブラー。
その所為で、高額の借金をしており、とうの親は半月も行方不明で音沙汰ナシである。
「はぁ・・・我ながら、トンデモナイ家系に生まれたなぁ」
ボロアパートに着くと、そこには老人の大家が周辺の掃除を竹箒で行っていた。
「お帰り。亮平君」
「どうも・・・(ゲ・・・大家さんだ)」
バツの悪そうに部屋に行こうとすると、大家は「ところで・・・」と言って竹箒を野球のバットの様な持ち方をする。
「先月の家賃、いつ払えそうだい?」
「え、えーと・・・」
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