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「優、なんで松岡主任がでてくるの?意味わかんないんだけど」
「え、だってさぁ、松岡主任って芽依のこと可愛い妹って感じでいっつも可愛がってるじゃない。
だから、芽依ってそれぐらいの年齢の人にモテるんだなぁって思ったのよ」
目を輝かせて得意気に言ってくる優に呆れて溜め息が雫れた。
「はぁ?!どこが?」
「まぁ、なんとなくだけど。芽依ってそういうの鈍感だよね?でも松岡主任は芽依のこと好きなんじゃないかなぁ」
なんとなくって言われても…。
「そんなことあるわけないじゃない。この前もガキ臭いから興味ないって言われたもん」
「そんな話ししたんだ?」
「え?あぁ、うん。
車で送ってくれた時に、男と仕事してるんだから警戒しろって注意されただけだよ。
そん時に、俺はお前みたいなガキ臭いのは興味ないって言ってたもん」
「へぇ、松岡主任そんなこと言ったんだ?」
「え、うん…」
ぐいぐい…話しに食いついてくる優に圧されて、詳しいことまで話すのはやめておいた。
あれから、変わったことも特になかったし、色々聞かれて説明するのも面倒だから。
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