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*海翔side*
芽依に好きだと言われて、
我を忘れて芽依を何度も求めて抱いた俺。
今まで……誰にも刻んだことのなかった赤い痕をいくつも刻みながら。
俺自身、記憶なんて吹っ飛んでしまってたくらいだ。
情けねぇけど…そんな状態だった……。
昨夜は、
俺に甘えてくる芽依が可愛くて、
愛おしくてしょうがなかった。
他の女に甘えられても、ウザいとしか思ったことがなかったていうのに。
芽依をもっともっと甘やかしてやりたいと思ってしまう程だ。
それに、
今まで誰にも言わなかった自分のことを受け入れて貰えたことが嬉しくて堪らなかった。
いつか芽依が離れてくんなら、
諦めた方がマシだと思い言った言葉に
芽依に泣いて嫌だと言って貰えたことが本当に嬉しかった。
一緒の布団でピッタリと寄り添って寝ているだけで心は十分満たされていた。
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