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「…はぁ……あっ…、ダ…メ…」
組み敷いて脚を押し開き、
差し込んだ指で掻き混ぜ続ければ…
十分潤ってしまったそこはひくつきはじめる。
甘美な刺激に歪ませた顔までも愛おしくて堪らない……。
「芽依、どうしてほしい?」
顔を歪めながらもすがってくる芽依に問えば、
「……海…翔……さんっ…が、ほしっ」
恥ずかしそうに……ピンク色に染めた顔を真っ赤に色づけながら
懇願するように潤んで蕩けきった瞳で見つめてくる。
余裕ぶってそんなことを聞いておきながら、
ほんの僅かな理性が簡単に崩れ去っていく。
「…そんな目で見るなよ」
ーー壊してしまいたくなる……。
そんな勝手な感情を鎮めるように優しく唇にキスを落として、
ゆっくりと芽依の中に沈めれば、
熱くなって増してしまった欲の塊が
芽依の熱と同化して蕩けていく錯覚に陥ってく。
俺の腕にすがるように指を絡めてくる芽依の身体を優しく包み込むように抱きしめて。
ただ…
本能の欲するままに…
起こした波に飲み込まれていく。
気づいたときには、
一緒に果てた芽依の滑らかで華奢な身体を胸に大事に抱きしめて余韻に浸っていた。
柔らかな指通りの良い栗色の髪を何度も優しく撫でながら、
大事なものを失う怖さに怯えていた……。
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