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「重いよな? でも、週刊誌で有ること無いこと書かれてるの見て知られるより、 自分で言っときたかったんだ」 抱きしめる腕に力を込めて、不安そうに言う海翔さん。 まるで、 嫌わないでくれって言ってるように聞こえてくる。 そんなに不安にならなくても、 そんなことで嫌いになったりしないのに。 「重いなんて思わないよ。 海翔さんが好きだもん」 顔を上げて真っ直ぐに見つめて言えば、 「あぁ。芽依は優しいもんな」 そう言って、瞳を伏せたと思ったら、 ギューっとさっきよりもキツく抱きしまられて。 「…けど、怖いんだ」 僅かに声を震わせながら声を絞り出すようにして紡ぐ海翔さん。 自分の胸が締め付けられるようで、苦しくなってくる。 でも、ちゃんと聞いとくべきだと思った。 少しでも海翔さんの痛みに寄り添いたいから。 なんにもできなかったとしても。 「何が?」 「芽依が、俺から、離れていくのが…何より、怖くて堪らないんだ…」 海翔さんが言ったと同時に、 私は海翔さんに抱きついて胸に顔を擦り付けるようにしてくっついた。
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