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「芽依、どうした? 頭でも痛むのか?」 さっきの海翔さんのびっくり発言によって、 只今… 身体中の血流がすんごいことになっているであろう私。 顔も身体も火照って熱くて堪らない。 余りの恥ずかしさに頭を両手で抱え込んで悶えていると、 いつもの如く勘違いをして、 とっても心配している海翔さん。 心配してくれるのはとても嬉しいことなんだけど。 自分の発言に気を付けてもらいたい。 あんなこと言われたら恥ずかしくて堪らないんだから。 「おい、芽依?大丈夫か?」 とうとう… 身体を少し起こして、 私の腕をどけて、顔を覗き込んできたからたまったもんじゃない。 「もう、ヤダー!恥ずかしいの、見ないでぇ」 あーあ、 言っちゃったし……。 海翔さんにまたからかわれるのに。 少しは……自分と私との恋愛経験の格差を考慮してもらいたい。 む、無理な相談かも知れないけれど……。
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