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海翔への想いを告げて… 目の前の大きくてあったかい胸に抱きついた私の背中を、 海翔がソッと優しく抱き寄せてくれた。 「……芽依、また、タコになってんぞ?」 って、落ち着いた低くて優し声で言いながら。 「…だって、すっごく恥ずかしかったんだもん」 ボソッと呟けば… 「じゃぁ、言わなきゃ良いだろ?」 少しだけ意地悪な声が返ってきた。 「だって、知ってて欲しかったんだもん。 ……重いって思った?」 海翔がどう思ったのかが怖くて、 でも海翔がどう思ったのか知りたくて、 スウェットの胸の辺りをギュッて掴んで顔を埋めたまま聞いてみると、 「バーカ。何不安そうにしてんだよ?メチャクチャ嬉しいに決まってんだろ?」 抱き寄せる腕の力を強めて言ってくれた。 「…ホントに?」 けど、 どうしても気になってしまう私は もう一度ちゃんと確かめたくて、 恐る恐る顔を上げて聞いてみた。
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