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「あぁ、ホントにスッゲー嬉しい。
俺、タコ食えなくなりそう。
責任とって、ずっと傍に居ろよな?
解ってんのか?タコ」
そしたら…
今度は楽しそうに笑いながら返ってきた言葉に、
胸がじーんとあったかぁくなってきた。
だって…
さっきまで艶っぽく煌めいてた海翔の濃いブラウンの綺麗な瞳が、
ほんの少しだけ潤んでいて、
満面に凄く優しく柔らかい微笑みを浮かべて見つめてくれるんだもん。
本当に喜んでくれてるのが解って、それが嬉しくて堪らない……。
「あ、また、海翔ってばタコタコって言う!」
「良いだろ?
俺にとっては世界で一番カワイイタコなんだから」
「えー、やだぁ、タコはタコだもん」
「イヤって言いながら、スッゲー喜んでんの誰だよ?」
「喜んでなんかないもん!」
「ハハッ、そーは見えねぇけどな?」
暫くの間、
飽きることなく…
二人で笑い合ってじゃれ合いながら楽しい時間を過ごした。
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