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昔々、まだ世界が出来始めた頃のこと。神様とと悪魔は戦争をしていました。長い間戦争をしていた両者は次第に疲弊しその数を減らしていきました。
そこで両者はお互いの代理を立てました。
神様は人間を、悪魔は魔物を、それぞれ作り出し、世界に解き放ちました。
神様と悪魔の代理戦争は長く続きました。しかし、人間はついに悪魔達を滅ぼす事が出来ました。
神様は褒美に人間達に世界に住まわせ管理させる事にし、眠りにつきました。
人間達は世界に散らばり国を作り、繁栄させ、どんどん数を増やしていきました。
やがてそれぞれの国で、神様に会う為の場所を作りました。
神様は時々そこに立ち寄るようになりました。
しかし、多くの人が神様に会いたがる為、多くの争いが起こってしまいました。
そこで神様は不思議な力でその場所を多いダンジョンを作りました。そして、その一番奥に神様に会う為の道具を置いて、神様は帰っていきました。
人々は神様に会う為にダンジョンに入りました。すると中には悪魔が作った魔物が沢山いました。
神様は世界中にいた魔物をダンジョンに集めてしまったのです。
多くの人間の命が無くなりました。やがてダンジョンに人間達はほとんど立ち寄らなくなりました。
フラン・アーク著『神様と悪魔』より
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