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「も~!痛かった!何すんのよ!可愛いお顔が変形しちゃったらどう責任取るのよ!」
「自業自得だろ?それに、変形したらしたで色んな仕事来るんじゃね?良く見ると可愛くないアイドルって言う企画とかでさ」
“さて、そろそろ行くかな。暇じゃないし。”と変装用のマスクと眼鏡をして立ち上がった。
「は!?なにそれ!そんなのちっとも嬉しくないんだけどっ!」
頬を膨らまして怒る苺実を見て羅智は鼻で笑った後、苺実の横を通り過ぎたが、あ。と何か思い出したかのように足を止め、振り返り
「次見かけても声、絶対にかけんなよ」
「誰があんt」
「は?」
「うっ…、誰が羅智君に話し掛けるか!」
あ、そ。とだけ言い苺実に背を向けて歩き出す。
~っ、なんなの!?第一印象最悪だったけど、今はもっともっと最悪!!本当にムカつく!本性最悪だし上から目線だし、そんなあいつに敵わない自分もムカつく~!!
苺実は歯を食いしばり、眉を顰めた後、立ち上がり自分は羅智が向かった方向とは真逆の方へと歩き出した。
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