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「五月蝿い、何が分かるの。あんた何か私じゃない……!」
「クスクス、可笑しな事を言うのね。本当は憎んでるくせに」
もう一人の彼女は、可憐な表情を崩さないままに笑う。少女は私の理想、けれど狂いを含めた姿に多少恐怖すら感じる。
背筋がぞくりとした、悪寒がして体が震え出す。ただ笑う少女は、自分の憧れでしか無いのかも知れない。
煉は唇を噛み締め、少女を叩く。しかし彼女はすり抜けてしまう、これは幻なのだから当たり前か。
そうねと頷き、私は私に返事をした。途端に彼女は微笑して、パソコンを指差す。
そして、頬に口付けをし。彼女は姿を消した、煉はその行動に目を見開くも正直嬉しかった。
自身に嫌われない、その為にここまで完成させたこのサイト。
デスロード、これは様々な人間が必要とする物となるだろう。
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