第24章

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俺に死刑判決を言い渡した男は外国映画で、絶対小物扱いだろっ、って感じの小太りした髭面のおっさん。 判決を言い渡した後は、スッキリとしたようで。 すぐに帰っていった。 スキップしながらな。 でも周りの人たちが頭を下げまくってるから、この街ではある程度の地位にいるのか。 俺について調べるつもりもなく、まるで…小太りのヤツには俺がこの街に来て都合よかったようだ。 また地下牢に。 「なんでなんにも言わないんだ?」 門番の若い男が不思議だったのか聞いてきた。 「………」 俺は、怒っているからな。 確かにタイミング悪い。 しかし。 この扱いが俺以外の人だったら? そう考えたら、俺で良かったんだと思う。 ………ことにしとくぜ!!こんちくしょう!! 見てろよっ!! ぜっってぇ処刑なんてされてやんねーかんなっっ!! .
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