32人が本棚に入れています
本棚に追加
「まさか自分が小説書くなんて、考えもしなかったわ」
今まで詩しか書いてこなかった葵は、小説の書き方はおろか、小説自体ほとんど読まないので、プロットさえも今一進んでいなかった。本当に書いても大丈夫か?
「やかましいわい!とりあえず、本屋に行ってこよ。ライトノベルの書き方って本が売っていたはずや。あと、小説書く為の資料が必要やな」
とりあえず本屋に向かう葵。今日は仕事が休みなので、色々な本屋を巡る事にした。
本屋に着いた葵は、ライトノベルの書き方の本を探す。そのコーナーは以外とすぐに見つかった。
「ありよる、ありよる!いっぱい種類あるなぁ。どれが一番ええやろか?」
ペラペラ本をめくる葵。文字ばかりの内容や、図などが載っている本。書き込みができる本など様々だった。
「やっぱ文字だらけの本は無理やなぁ。それだけで読む気なくすわ。やっぱり図入りで分かりやすい本にしよ」
お目当ての本をゲットした葵は、早速読んでみたものの、早くもリタイア。
押し寄せる文章の波にすぐ酔ってしまう。
「やっぱあかんなぁ……とりあえず、必要な所だけ読も。最初から最後まで無理に読まなくてもええねん」
なんだかんだ、読書が苦手な葵だった。
最初のコメントを投稿しよう!