さよならいにしえのビーチクたち

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翌日、レスリング部の道場には無類のおつぱい戦士たちが集結した 集まった戦士たちを見渡し、「おつぱいを見せたい気持ちは誰にも負けんわ」と、俺は息巻いていた すると、俺とほぼ同時におつぱ、いや、レスリング部の道場に足を踏み入れた橋本くんと名乗った男が呟いた… 「くそ……肝心のおつぱいの姿が見えないじゃないか」 ……なんだ……なにかの聞き間違いか……いや、橋本くんはもしかしたら、おつぱいを見せたいんじゃなくて、おつぱいを……見る……つもりなの……か? 初めて後楽園球場で間近にクロマティを目にしたような衝撃がはしった やはり、ちんちんに毛がはえた男が考えることはスゲェ ……いや、待て。まさかあんな乳首丸出しのユニホーム、女子も同じのを着るとでも思ってるのか?いや、確かに俺も少し期待した。しかし、いくらなんでも乳首丸出しはあり得ない せめて、乳首のとんがり具合が分かるパツパツスーツを履く程度……そんなおつぱいに、どれだけの期待が出来るというのか…… そんなことを考え、騙されたつもりで3日ほど筋トレなどの部活動をしていると…… 学内一のイケメンである俺が仮入部したという情報を早くも嗅ぎ付けたのか…… 一気に12人も女子が入部してきた 「24のおつぱい」やないか!! 俺は、ほぼ初対面の橋本くんと、まるで甲子園で優勝した時のバッテリーのような熱い抱擁を交わした 涙がこぼれそうだった ……母さん……青春の全てを賭けた甲斐があったよ。俺たちの3日間は無駄じゃなかったんだ!! 俺と橋本くんは、なんやかんや言いつつも思春期で女子と話すとカチカチになるのをバレないように、極力ぶっきらぼうに、24の新入おつぱいに自己紹介した 下半身もカチカチだった
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