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「何度抱いても、俺のものになった気がしなかった。身体で繋ぎ止めるのも、もう限界なのかと思ってた。だから」 嬉しかった、と四谷は言った。 ぽつりと。呟くように。 気持ちが、零れ落ちたみたいに。 その響きが、どうしようもなく愛しくて。 「何で、泣いてんの」 吐息混じりに笑う声。 涙を拭う彼の指が、温かかった。
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