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落ちるように眠り込んだ
志緒を見下ろし、
ゆっくりと腰を引く。
まだ少し乱れた自分の呼吸が
さっきまでしていたことの
激しさを物語っていて、
妙に冴えた気分になる。
志緒の脚の間から
するりと抜け出し
膝を閉じさせてやると、
満足そうに溜め息を漏らし
丸くなった。
その感じが
仔犬とか仔猫みたいで、
思わずふっと
溜め息混じりの笑いが漏れる。
ソファーの上で始めたはずが、
しまいにはベッドの上だった。
下着と部屋着用のデニムを穿き、
さっき脱ぎ散らかしたシャツを
軽く羽織って時計を見上げた。
午後11時。
この時間なら
まだ起きてるだろうか、と
当たり前のように考えた。
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