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「…………続きは?なあ、続きは俺がしていいの?」
うん。なんて、言っていないのに。広田の指がシャツのボタンに掛かって。
いや。
全然良くないし。
やばい、やばい。
マジでやばいってーーー!
逃げ出そうにも真隣りからがっしりと抑え込まれ。ぬるりと、首筋を舌が這い。思わず身体がビクついた。
「ちょっ、止めろよ、………広田っ」
「やめない」
「…………ひっ、………ん、んっ」
ここは屋上という共有スペースで。真司達のおかげで他の奴らが来る事は無いけれど。
そういう問題じゃ、なくて。
「止め………ひろっ、んんん~~~~」
俺の抗議の声は広田によって飲み込まれ、溢れるのは耳を塞ぎたくなる自分の甘い吐息だけ、なんて。
そんなの、絶対マズイってーーー。
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