新しい毎日

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「歓迎会ってさ、まだ私達は未成年だってことを、ちゃんと理解してくれてる会かなぁ。」 「…あぁ。」 会場に向かって歩きながら、美咲に言われて、初めて気がついた。 「何も考えてなかったよ、私。大丈夫かなぁ?」 「や、だから、私が聞いてるんだけど?」 そうだよね。大学生の飲み会って激しいイメージだもんね。 「…鈴子先輩に聞いてみようか。」 「よしっ、善は急げ。」 私達はすぐに踵を返し、まだ鈴子先輩がいるはずの学校へ向かった。
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