第3章 イケメン漫画家の裏の顔は…

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うーむ、敵も手強い。ここはいったん話題を変えてみるか。 「すてきなマンションですね」 リビングの窓に顔を向ける。西の窓に沈んでいく夕日が見えた。 「ありがとう。僕も気に入っててね。マンションは都内に三つあるけど、ここをメインに使ってるんだ。分譲されたとき、南向きの部屋や最上階の角部屋も買おうと思えば買えた。でも、あえてここを選んだのさ。なぜかわかるかい?」 あたしは首を傾げた。 はて、隠れた投資上の価値でもあるのかしらん?
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