第4章 潜入!フェティッシュビル

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「将来、大人になったら、エロ本やエロDVDを好きなだけ買い集めて、コレクションに囲まれた暮らしをしたいとずっと夢見ていた。だから今はとても幸せだよ」 車が脇道に入り、ラブホテルのけばけばしいネオンが目に入る。 あたしは眉根を寄せた。 をい、行きつけの店って、まさかラブホじゃないだろうな。 敏感にそれを察した本城が、安心しろ、と言った。 「僕は君みたいな熟女に興味はない」 「熟女?」 思わず声に出た。私、まだ二十九なんですけど。 「十分、熟女だよ。僕に言わせれば、女は第二次性徴を遂げた時点で終わってる」 ここまで女として見られないと、相手がいくらロリコンとはいえムカつく。
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