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「将来、大人になったら、エロ本やエロDVDを好きなだけ買い集めて、コレクションに囲まれた暮らしをしたいとずっと夢見ていた。だから今はとても幸せだよ」
車が脇道に入り、ラブホテルのけばけばしいネオンが目に入る。
あたしは眉根を寄せた。
をい、行きつけの店って、まさかラブホじゃないだろうな。
敏感にそれを察した本城が、安心しろ、と言った。
「僕は君みたいな熟女に興味はない」
「熟女?」
思わず声に出た。私、まだ二十九なんですけど。
「十分、熟女だよ。僕に言わせれば、女は第二次性徴を遂げた時点で終わってる」
ここまで女として見られないと、相手がいくらロリコンとはいえムカつく。
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