第1章 私はエロ漫画の編集者

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「早瀬さんはオッパイが小さいから、コンプレックスがあるんじゃないですか。だから大きなオッパイが嫌いなんだ。でも、それってただのジェラシーですよ。仕事に私情を持ち込むべきじゃない」 下唇に生クリームをつけた松岡が続ける。 「前の担当の安藤さんはオッパイが大きかった。巨乳に理解がありました。失礼かもしれませんけど早瀬さんは貧乳です。ジェラシーは言いすぎにしても、自分のものさしでエロを見すぎてませんか?」 あたしは「はは…」と乾いた笑いをもらした。 ちびちびとパフェを食べる松岡を睨みつける。 この食べ方、見てるだけでイラつく。
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