第1章 灰狼と赤烏 1

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3000年前、突如巨大な山の様な塔が生えた。 2000年前、塔の四方が崩れ、扉が現れ中から怪物共が溢れ出した。 1000年前、人々は塔から溢れ出した怪物を狩りつくし、二度と出てこれないよう扉に封印を施し、塔を中心に都市を築いた。 500年前、巨大な地震が起き、塔の周りだけを残して全てが消えた。 400年前、突如塔が光を放ち、人々に囁いた。「生きたくば登れ。さもなくば消え去るのみ。我は神。我を求めよ。」 100年前、辺境の街ナレラが消えた。それと同時に人々は塔を登り始めた。 3年前、家族が死んだ。 現在、第3層9階「獣の巣攻略作戦」部隊壊滅。生還の目処無し。
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