桜の木の下で
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急に強い風が吹き、ノートをペラペラと捲っていく。 偶然にも、やり取りの最後のページまで捲れた。 ふと目線を下ろすと、あんなさんの返事が書かれていた。 『まだ学校にいたから、さっき電車に乗ったところ。だから遅くなると思うよ』 いつ返事がきていたんだろう? 慌てて返事を書く。 『遅くなっても大丈夫! 俺こそ急にこんなこと言ってごめん……』 するとノートの上で、不思議な出来事が起こった。
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