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「――ジリリリリ!!」
けたたましく鳴る目覚しで目が覚める。
あ、いつの間にか寝てた。
しばらくボーッとしていたが、ハッと思い出す。目覚しを止めると、急いでノートを見に行った。
『幽霊じゃないなら安心しました。私は知らない間に鞄の中に入っていたんです。
買ったのに忘れていたんだなぁって。
せっかくだから日記に使おうと思って書いたんですが……。
……このノートは何が起こっているんでしょうか?』
ごめん。それは俺も聞きたいよ。
最初こそ不気味で怖かったが、相手が女の子と言うこともあってか。この不思議さに慣れてきていた。
『俺も何が起こっているかは分かりません。
でも、何か楽しいです』
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