第1章 約束のリボン

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-東雲 椿- 【????】 『はやく、救急車ー、救急車に連絡を!』 ____________________________ -朝田 椿- (また、この夢だ。) いつになっても忘れることのない夢。 俺の両親が事故で死んだ時の夢…… 俺は母親の妹、つまり朝田家に引き取られた。 (今何時だよ…) まだ覚めきってない目をこすりながら時計を見る 時刻は4:30。 (………。 これ以上寝ていても仕方ない、か…) ベッドから起き上がり、窓を開けベランダに出る。 まだ日が昇っていないため、あたりは少し暗い。 幾つかの星が瞬いている…。
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