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走って来た道を戻り家の牧草と木をこっそり持ち運んだ。 建物に戻ると男の人はまだ同じ姿勢で同じところにいた。 「持ってきたよ!今火をつけるから!」 男の人の返事はない アンリは火をおこし、明かりをつけた。 ボウっと一気に大きな火が上がる 「あれっ?」 一瞬で火が消えてしまった。 確かにちゃんと炎は上がっていたのに 「ごめん、もう一回付けるね!」 再び同じ動作をした。 火がつくとまた一瞬で消えてしまった。 「なんで…」 火が付きにくい場所なのか…? 男の人はこちらを見ている 「ごめん、火がつかないみたい…」 「もう一回付けてみて。たぶんもう大丈夫だから。」 「え…あ、うん、」 もう一度火をつけた。またすぐ消えてしまうんだろうと思ったが火は消えなかった。 「あ…ついてる…!」 建物の中は明るくなり男の人の顔が良く見えるようになった。 優しそうな顔つきで歳はアンリと同じくらいに見えた。 目はアンリと同じ青色だった。髪の毛はサラサラとしていて緑色だった。 座ったままだったが足の長さから背が高そうなのはわかった。
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